Numerical method for tokamak equilibrium with outside limiter

吉田 英俊; 二宮 博正; 安積 正史; 関 省吾

J.Comput.Phys., 63(2), p.477 - 485, 1986/00

https://doi.org/10.1016/0021-9991(86)90205-6

従来の自由環境MHD平衡コードでは、プラズマ電流と外部平衡磁場が固定されると共に、プラズマ環境がトーラスの主半径方向外側の点で規定されるトカマク配位に対して、その平衡解を得ることは困難であった。JT-60の磁気リミタ配位はこのトカマク配位に該当するため、この問題に対して一般性のある収束計算法の開発をはかる必要がある。本報告では、上記の束縛条件のもとで、まず任意の位置にプラズマ柱を留めるために必要な外部平衡磁場以外の磁場(仮想磁場)をGrad-Shafranov方程式を固定境界にもとで解いて求め、次にこの仮想磁場とプラズマ柱の平衡位置からの変位の単調的な関係を利用して仮想磁場が零になるようにプラズマ柱を動かし、最終的に平衡位置に到達させるという収束方法を用いることによって上記の問題が解決されることを示した。